Web制作会社では主に営業・コーダー・ディレクター・フロントエンドエンジニアといったポジションがあります。自分はまだまだ不明な点が多く、ECサイト運営以外も経験し、始めていきたいと思っています。どのポジションに進み、そこで得たものをお伝えしていこうかなと思います。
まず、ECサイトを運営するうえで、仕事内容は幅広いものがあります。 その中で、今回はEC運営とはそもそも何か、果たしてどのような仕事内容なのか、必要なことは何か。ご紹介いたします。
目次
■ECサイトとは
EC(イーコマース)Electronic Commerceの頭文字を取ったものです。商品やサービスをインターネット上で売買するビジネスモデルのこと。日本語に翻訳すると「電子商取引」となります。
特に「楽天」や「Amazon」のイメージすると思いますが、企業が独自で運営する自社ECも多くあります。
■EC運営の主な仕事内容
①ECサイト管理
②企画
③広告運用
④商品管理
⑤カスタマー対応
⑥発送業務
業務についてご説明します。
①ECサイト管理
ECサイトを制作するだけではなく、デザインに凝ったサイトを作っていても、ユーザビリティが悪ければ
ユーザーが離脱してしまい購買にはつながりにくくなってしまうため、ユーザーにより良いコンテンツを提供するために、
ブランドのコンセプトを維持しながら、サイトの改修を行います。
②特集ページ
トレンド、季節に合わせ、売り出したい商品をピックアップし、バナー制作や
ページ制作を行います。
売り上げに大きく関わるため、ユーザー需要のリサーチを行うことが重要となってきます。
③広告運用
ECサイトにおけるプロモーションは、広告運用が主になります。ディスプレイ広告(ユーザーの行動や特性に合わせた広告を表示)や
今後うまく使っていきたいSNSマーケティング。拡散力の高さを利用し、ファンを増やしブランドのアクセス数を増やすために
必要なチャネルとなります。
④商品管理
撮影(商品撮影)、商品登録、在庫管理を行います。商品写真はユーザーがその商品を購入するか
どうかの一番の検討材料になるため、ECサイトの売り上げに直結する業務となっています。
⑤カスタマー対応
リピーターの獲得に欠かせない業務がアフターサービスです。クレーム対応やお問い合わせ対応等はよく耳にするUX(カスタマーエクスペリエンス)を
意識しながら、対応するのが大切です。UXを高めることで「他社への乗換リスクを減らせる」「リピーターを増やす」メリットが増えます。
⑥発送作業
お客様が商品を購入した後、最初に発生するバックエンド業務になります。注文状況確認、在庫の引き当て作業、倉庫への発送指示等ここはお客様と
倉庫のやり取りが発生するためミスには最大限気を付けたいところです。■
■ECサイト運営に必要なスキル
〇情報分析
商品の売れ行きや、トレンド情報等をもとにし、企画したり、ECサイトの改善を行います。
リサーチをしっかり行い、分析し問題があるかどうか、見極める必要があります。
〇顧客対応
お客様に購入いただくことで、必然的にお客様とのやりとりが発生します。やりとりをするうえで、スピード感をもって対応することも大切ですが、
UXを特に大切にし、正確な情報や把握、伝達できる能力が必要となります。
〇ECサイト運営の知識
運営するうえで最低限SEOの知識やアクセス解析等が必要になってきます。ここの知識があればあるほど、ユーザーが増やせるECサイトが作れ、
ECサイト運営の業務を円滑に進めていくことができます。
■まとめ
いかがだったでしょうか。ECサイトを作り上げる、運営するにあたって幅広い業務をご紹介いたしました。
近年、様々なECサイトが増え、運営スタッフの需要も高まっています。一見、細かくただ更新作業をするようなイメージですが、 やはり人対人。ユーザーのことも考え、クライアントのことも考えながら動くことが大切となっていきます。
今まで接客業をしてきた方、自分がユーザーとして「もっとこうしたらいいのになあ」などアイディアをお持ちの方は、特に生かせる職種だと思います。
ECサイト運営だけでも広い範囲の業務があり、幅広く効率よく、だけど丁寧に行うことが大切だと特に感じました。最初は要領良くはいきませんが、一つ一つの業務を把握することでさらに徐々に自分が対応できる守備範囲が広がっていくと感じました。
Web制作会社では主に営業・ECサイト運営・デザイナー・ECディレクター・構築ディレクターなどが主なポジションとしてあります。自分の特性を生かしながらこれまでのECサイト運営スタッフの経験を活かし、さらにステップアップしていこうと思います。次回は自分がどのポジションを選び、その過程でどんな壁に当たったのか、どんな学びを得たのか、お伝えできたらと思います。