Shopifyで構築したからには使わない手はない!
オートメーション機能についておまとめしました。
忙しいEC運用者の方、売上を伸ばしたいEC運用者の方、ぜひ必見です。
目次
今回学べること
✅アプリ「Flow」の概要がわかる
✅マーケティング機能「自動化」の概要がわかる
✅簡単なFlowが組めるようになる
✅運用のオートメーション化が進み、工数が減る
✅Flowを使用したプラスで売上を取る施策が分かる
Shopifyアプリ「Flow」とは?
Shopifyの公式無料アプリ「Flow」ワークフロー自動化ツールです。
例えば、特定の注文が入ったときに顧客に自動的にタグを提供したり、在庫が少なくなったら運用担当者や顧客に通知を送ったり、特定のアクションに基づいて顧客に自動的にメッセージを送ったりすることができます。
主に
- 顧客へのアプローチ
- 運用側の運用工数の削減
- 商品や顧客の管理
を自動化できる機能です。
Shopifyサイトを公開しただけでは、アプリは導入されていないので、ダウンロードするところからはじめましょう。
詳細の使用方法は、記事後半に記載しています。
マーケティング機能「自動化」とは
主にマーケティング活動を効率化し、手間を省くための機能です。
特定の条件やトリガーに基づいてマーケティングキャンペーンを自動的に実行することができます。
主に
- メールマーケティング
- ソーシャルメディアの投稿
- 広告キャンペーンの管理
を自動化できる機能です。
この機能は、
マーケティング>自動化
から作成可能です。
💡「Flow」と「自動化」の違いは?
結論、あまり大きな差はありません!(笑)
当初「 Flow」は「Shopify Plus」という大規模EC向けで、ワンランク上のシステムで構築した場合のみに使用できる機能でした。
しかし、近年は通常のShopifyでも無料で使用できるようになりました。
主な違いとして、しいて言うなら以下でしょうか。
◆対象業務の範囲
当初「Flow」は店舗運営全般の自動化を対象としているのに対し、マーケティングの「自動化」は主にマーケティング活動に限定されていました。
しかし、最近は、サードパーティーアプリの開発が進み、API連携が活発に行えるようになりました。
当初は「自動化」でマーケティング活動を設定するイメージでしたが、現状はLINEなどのアプリと連携し、「Flow」でもマーケティング活動が実施可能です。
◆複雑さと柔軟性
「Flow」はより複雑で柔軟なワークフローの作成が可能で、条件やアクションの組み合わせが豊富です。
マーケティングの自動化はシンプルで、特定のマーケティングタスクを効率化するために特化しているようです。
前項でお伝えした通り、基本的にサードパーティーで制作されたアプリなどと連携したオートメーションを作る場合は「Flow」になります。
全アプリがFlowに対応している訳ではありません。
例えば、オートメーションを組んでLINE送付するのであれば、「Flow」と連携することが可能なアプリを選定する必要がありますので、導入の際はご注意ください。
いますぐできる活用例3選
知見があまりない方でも、比較的簡単なオートメーションの活用例をご紹介いたします。
「自動化」編
実際、自動化でもともと用意されているテンプレートは以下があります。
この中でも、比較的簡単に設定できるものをご紹介します!
①かご落ち
カゴ落ちのテンプレートを活用すると以下のようになります。
▼ワークフローのイメージ
カゴ落ちのメールは、特にメールの編集をしなくてもそのまま活用できます。
※次の項目でご説明しますが、テンプレートによってはメールテンプレートのカスタマイズが必須なものもあります。ご注意ください!
💡オススメ
テンプレートでは、カート放棄後「4時間待つ」といった流れになっていますが、統計的には「1時間後」がもっとも購入に繋がりやすいと言われています。
②購入後のお礼
▼ワークフローのイメージ
メールの内容はもともとのテンプレートのままになっているので、お好みに変更ください。
2回目に購入してくれた方に、次回使えるクーポンを添付したり、レビュー依頼をしたり、と使用方法も様々です。
ぜひ活用してください!
「Flow」編
①注文タグ付与
例えば、
ブラックリストとして指定している顧客から注文が入った際に、注文タグを付けて管理したい場合
▼ワークフローのイメージ
上記はあらゆる角度からの注文を逃さないよう、列真ん中の条件をいくつも設定しています。
すべてが必要という訳ではないですが、徹底的に行うのであれば、条件は複数設定するとよいです。
💡補足
トリガー(きっかけ):Order created
↓
コンディション(条件):電話番号で制御する場合:Prder>customer>Phone
↓
アクション:注文タグを付与する:Shopify>Add order tags>付与したいタグ名を入力
Flowのテンプレートも実は豊富にあります。
ただ、日本語になっているものが少なく、Flow設定画面も英語ベースでの設定のため、難易度が高いと感じるかもしれません。
「Flow」可能性広がる、連携アプリのご紹介
冒頭でもお伝えした通り、「Flow」が始まった当初は、管理者の工数を減らせるようなオートメーションが主な用途でした。
最近はアプリ開発が活発になり、Flowと連携して使えるアプリが登場しています。
いくつかご紹介します。
CRM PLUS on LINE
LINE公式アカウントだけでは実現しづらい、Shopifyの顧客・購買データと連携した配信を可能にするアプリです。
嬉しい日本語対応や、マニュアルが充実している点も運用担当者からするとかなり嬉しいポイント。
「Flow」と連携が可能なのでオートメーションで以下のようなLINE配信が可能です。
- 商品発送やLINE連携などをトリガーにしたステップ配信
- Shopify上の顧客データで配信対象を絞り込み、LINEでメッセージを配信
例)初回購入者だけに次回使えるクーポンをLINE配信する
どこポイ
どこポイは、ECストアにかんたんにポイント機能を実装することができるアプリです。
こちらも日本語対応しているので、運用しやすいのもポイント。
「Flow」と 連携して活用すると以下のような内容が実現できます。
- ポイントの有効期限が近づいたら自動でお知らせ
- 月初にいま持っているポイント残高をリマインド
- 〇〇してくれたら自動でポイント付与
まとめ
今回記載したオートメーション活用例は、本当にさわりの部分になります。
顧客へのアプローチのオートメーション設定は慎重に設定したいものです。
安易に設定し、誤った条件で配信されてしまう可能性もあります。
事前に自分のアカウントでテストするなど、正しく動くかどうか、確認が必要です。
この記事を見て、やってみようとは思ったものの、
「やっぱり私たちには難しいかも…」
と感じた方。
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