「ECサイトの集客がうまくいかない…」
「どんな宣伝が自社に合っているかわからない…」
ECサイトを広め、売上を伸ばすのにはなにが必要か。そんな悩みを抱えている方は多いと思います。
結論、Web上から顧客にアプローチする上では、「コンテンツマーケティング」を駆使することが今や必要不可欠です。
しかし、何でも行えば必ず成功するかというとそんなはずもありません。
しっかりとした戦略と対策を行い、魅力的なコンテンツを発信し続ける必要があります。
今回は、ECサイトのコンテンツマーケティングにおいて重要なポイントを解説します。
ECサイトが伸び悩んでいるマーケティング担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。
コンテンツマーケティング とは
まず「コンテンツマーケティング」とは、ターゲットユーザーに対し価値のあるコンテンツを発信することでファンを増やし、最終的にコンバージョン・商品の購入に繋げ、中長期的な収益を獲得するためのマーケティング手法です。
ECサイトだけではなく、様々なメディア運営においても活用されており、企業が売上を伸ばすために取り入れるべき手法の一つといえます。
ただ情報を発信することを指しているわけではなく、さまざまな形でユーザーが必要な情報を提供し、コンテンツを通じて顧客との関係性を深め、自社の商品やサービスを理解してもらうことが重要です。
従来の企業が発信しているコンテンツでは、企業が販売した商品・サービスに関連するものが多くあります。
しかし、コンテンツマーケティングでは、潜在的なユーザーが求めているコンテンツを発信することで期待する効果を得ることができるのです。
SEOとコンテンツマーケティングの違い
Webマーケティングでは、SEOとコンテンツマーケティングは混同されがちですが厳密に言うと同じではありません。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」と言われ、作成した記事を検索エンジンのオーガニックな検索結果において上位に表示させることを指します。
コンテンツマーケティングは、コンテンツを利用したマーケティングのことを指すため、サイト集客の手段の一つであるコンテンツSEOと混同してしまってはいけません。
目的としては、SEOはサイトへのアクセス数増加のために検索順位を上げること。
コンテンツマーケティングは、サイト内ユーザーへ価値のあるコンテンツを届け、コンバージョンを獲得することです。
自社の目的に応じて、適切な施策を使い分けることが重要です。
ECサイト×コンテンツマーケティングの3つの重要性
そもそもなぜ、コンテンツマーケティングを行う必要があるのか。重要なポイントを3つ挙げます。
・潜在的な顧客にアプローチできる
・リピーターにより安定した売上を獲得
・長期的な資産作り
①潜在的な顧客にアプローチできる
まずは「見つけてもらう」ためのコンテンツをつくり、潜在顧客のニーズを育成、購買を経て、最終的にはファン化を目指すために、潜在顧客へアプローチすることが大事です。
②リピーターにより安定した売上を獲得
コンテンツマーケティングを活用することで、ECサイトで伝えきれていない商品情報などを顧客に対して届けることが可能です。
企業側の商品に対する思いが顧客に伝われば、新規顧客をリピーター顧客に変え、単発的ではなく安定的な売上を見込めるようになるでしょう。
③長期的な資産作り
コンテンツマーケティングで展開したものは、大事な資産になります。
長期的に見て顧客を獲得するためのSEOとしても効果的なため、質のいいコンテンツを出し続けることが重要といえます。
必要な情報はすぐ手に入るこの時代、従来の広告だけでなくコンテンツマーケティングへの期待は高まっています。
コンテンツマーケティングの種類
Webコンテンツの種類は複数あり、その中でも代表的なものは以下の手法です。
・ブログ/記事
・メールマガジン
・プレスリリース
・SNS
・音声/動画コンテンツ
ブログ/記事
オウンドメディアなどに掲載される文章をメインとするコンテンツで、サイトへ誘導することが可能です。
Webサイトに蓄積しておくことができるため、長期的な需要を見込めるコンテンツとなります。
読者が疑問に思っていることなどに触れると、潜在的なユーザーへのアプローチにもなります。
メールマガジン
定期的に情報をメールで配信するコンテンツで、新商品情報やキャンペーン情報など、旬な情報をすぐに読者へ届けることができ、サイトから離れているユーザーに対しても購買意欲を高めることが可能です。
プレスリリース
新商品の発表や自社の活動について公式情報を外部のメディア向けに発信するコンテンツです。
プレスリリースの内容が取り上げられれば、情報の拡散や自社について知ってもらえるきっかけになると期待されます。
SNS
Facebook、Instagram、Twitter、TikTokなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を使った発信も、コンテンツの一つです。
利用者が多く、さらにSNS媒体によって特徴やユーザー層も異なるため、様々なアプローチ手法があり、現在マーケティングにおいて欠かせないものとなっています。
長期的なブランディング戦略の一環として活用でき、通常の投稿であれば費用もかからないため、企業や個人問わず世界中で利用されています。
音声/動画コンテンツ
音声コンテンツは、ポッドキャストや2021年に話題となったClubhouseなど、気軽に聞けて制作コストが低いことが特徴です。
動画コンテンツは、静止画や文章よりも伝えられる情報が多いため、伝えたい情報をダイレクトに伝えることができます。
企業のブランディング動画やウェブセミナー(ウェビナー)、HowTo動画などYouTubeなどのプラットフォーム上であれば、動画内に広告・外部リンクを表示させることができるため、安定した訴求が可能です。
コンテンツマーケティングはただ情報を発信するだけではなく、ユーザーが必要な情報を様々な形で継続的に提供し、興味を持ってもらうことが重要です。それには、原点に返り自社商品を見つめ直すことも大切でしょう。
自社に合う媒体はなにか、しっかりと見極めて活用してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?コンテンツマーケティングの目的や種類など、ECサイトがコンテンツマーケティングに取り組む重要性を紹介してきました。
ECサイトの売り上げを安定して伸ばすため、そして潜在顧客との接点をつくるためにも、SEOだけではなくコンテンツマーケティングは非常に重要です。
質の良いコンテンツを作り、適切な方法で届けることを意識して、ぜひ取り組んでみてください。
その他、Webに関するご相談がありましたら、ぜひお気軽にアートピースへお問い合わせください!