こんにちは!アートピースでEC運用を担当しております、大沢です。

現在、2020年からコロナ渦で越境ECサイト需要が急激に伸びています。越境ECとは、世界を対象にしたECサイトやモールのことを指します。
2022年も始まり企業・個人問わず 、越境ECサイトを運用したいなと考えている方も多いのではないでしょうか。♪

そこで、いざリサーチを重ねてみたり、越境ECを運用してみると、案外ハードルが高いと感じます。例えば、下記のような状況です。

・海外の人にも商品をみてもらいたいけれどなかなかアクセスが延びない

・海外に自社商品が通用するのか不安

・越境ECは英語が難しそうでとっつきにくい

弊社で、実際にコンサル事業をさせて頂く中でも、クライアント様が国境を超えて活躍している流れを目の当たりにしているのですが 、さまざまな業界で抱えている悩みは、どれも共通しているような印象を受けました。

各業界・ブランドにおいての現状調査と、 越境ECサイトの改修アドバイスをさせて頂いていると、実は日本のECサイトで実践していることが 、海外通販・越境ECでも多く通用することがわかりました。

本記事では、越境ECサイトで集客を上げるためのポイントを3つにまとめてお伝えします。英語に苦手意識がある方でも今すぐ始められる施策です。

・今年は越境ECサイトに力を入れていきたい!
・越境ECサイトを活用してグローバルに活躍していきたい!
・越境ECの運営の集客に困っていて、何とかこのハードルを乗り越えたい!

という方は、ぜひ参考にしてみてください。

越境EC集客のコツ1:結果出したい国を絞ってしっかり焦点を当てる

ポイント1つめは“結果出したい国を絞ってしっかり焦点を当てる”です。

これは比較的どの業界でも当てはまり、 日本語と英語関係なく言えることで、ページ内のトップに表示されるメニューやサイドに表示されるハンバーガーメニューに、誰もがわかりやすい抽象度の高い表示を入れていくと思います。

例えば、トップページのカテゴリの最初のワードにくる文字といえば、All ItemやItemなどが一般的かと思います。アメリカやイギリスでは業界によって、50%ほどの割合でAll Itemではなく、Shopという文字を表示する傾向があったりします。

Dior

また、海外ブランドの場合ギフト用のカテゴリとわかりやすく表示したり、 顧客が判断がしやすいように、Gift for herやGift for himといった表示対策を、大手ブランドほど、しっかりと実装してECサイトを運用しています。

自社で運営しようとしている越境ECサイトが、どこの国を対象に運用しようとしているのか 、または運営する業界の傾向や、競合ブランドのECサイトをしっかりリサーチした上で、 ブランドの色やコンセプトに合わせていくと良いかと思います。

各国で親しみやすい表示というのは、地域や業界によって異なるので、結果を出したい国を絞り焦点を当てていくことが、越境ECサイト運営で重要なポイントになってきます。

越境EC集客のコツ 2:わかりやすい英語表示を徹底する

ポイント2つめは“わかりやすい表示を徹底する”です。

わかりやすい表示を徹底する為には、注文のしやすさや使い勝手の良さだけでなく、 ストレスの負荷がかからないことが、見込み客の離脱を防ぎ集客を上げるキーポイントになります。

これはどういうことかというと、生活必需品や悩みを解消してくれるような商品は期待値も上がりやすく、どうにかして自力でも欲しい!とサイトが全画面母国語と異なっていても、 注文などの成約に至りやすいのです。

しかし、嗜好品や趣味の品などの海外通販を利用する見込み客は、期待値が上がりきっていない場合、離脱の可能性も高くなりやすい傾向にあります。

昨今集客ツールとしては欠かせないSNSなどの各媒体を経由してくる見込み客の場合は、注文のしにくさや ストレスの負荷で離脱率が格段に上がってしまうのが実情だったりします。

例えば私の場合、iHerbというサプリメントなどを販売しているアメリカのサイトで、10年以上前から度々サプリ等を購入しています。

当時のiHerbは現在のように日本語対応ではありませんでしたが、添加物の基準が日本よりも厳しく アメリカの方がサプリも安心かと思い、 悩みを解消してくれるような商品で期待値も上がっていた為 、英語の表記でも頑張ることができ、購入まで至りました。

こういう状況や自分にメリットを物凄く感じられる場合は、注文など成約に至りやすかったりします。

一方で、嗜好品や趣味の品は、英語で商品説明やレビューを読み込んだり、 何とか支払い情報を入力し、本当に届くかどうかすごxく心配や不安が募りやすいために、付加価値がものすごくある場合を除いては、一般的にECサイトの場合は母国語でないストレスから、

「今でなくても、まぁいいか・・・」 と、離脱しやすくなります。

ですので、越境ECの場合は、英語圏の方がサイト内を閲覧している際に日本語に触れて、潜在的にストレスを与えないようにする為にも

・トップページやハンバーガーメニューなどに日本語が紛れていないか

・海外の店舗情報が最初に海外拠点ではなく日本国内の拠点が表示されていないか

などなど・・・

隅々のページまで確認をして、読み手がストレスなく次のアクションを起こせる工夫を施していくことで、 少しずつ集客率を上げていくのが着実でおすすめな方法です。

越境EC集客のコツ 3:広告スペースの一等地を取りに行く

ポイント3つめは“広告スペースの一等地を取りに行く”です。

これは越境ECの運用において、 割り当てられる予算も関係してくるとは思うのですが、予算を投資して 広告の掲載をする場合は、広告スペースの一等地を取りに行くことがとても重要になります。

例えば下の画像のように、有名なジュエリーブランドCartierの場合は、日本のIPアドレスで検索する場合、しっかりと自社の広告が上位に挙がってきています。

この広告スペースの一等地を取りに行くことは、SEO対策などを行っている企業にとっては一般的だとは思うのですが

実は、実際に検索からリサーチをかけていくと、 自社で運用している広告ページではなく、卸先のデパートや自社ECサイト以外の広告ページが広告スペースのトップを占領してしまっていた・・・なんてこともあったりします。 この状況は、本来は有難いはずである状況なのに 素直に喜べない状況ないですよね・・・(^^;

ただ、こうした状況だったとしても広告の一等地を取りにいけないというわけではなく、まずは現状を知った上での対策が大切で、自社商品の広告がしっかりと検索エンジンの上位表示をされるように

・自社の広告に割く予算などを調整しながら設定をしていく工夫

・卸先のデパートやその他ECサイトとの契約条件を見直す

といった、対策を実施していくことで、広告スペースの一等地を狙って行くことができます。そして中期的視点でも、自社の越境ECサイトにしっかりと集客の効果や結果を出すことができるようになっていきますので

現状、広告の費用対効果を実感できていないという方は、まず最初にこうした視点から自社ECサイトをご確認頂くことを、弊社でもおすすめしています。 ^^

まとめ

本記事では、越境ECの集客不安を感じている方向けに、英語が苦手でも越境ECサイトで 今すぐ実践できる集客率UPの3つの方法をお届けしてきました。

1:結果出したい国を絞ってしっかり焦点を当てて親しみやすい表示を心がける

2:見込み客のストレスを低減するためにわかりやすい表示を徹底する

3:自社の状況を見直して広告スペースの一等地を取りに行く

2022年も明けて、越境ECサイトに力を入れて、自社ブランドの飛躍のきっかけにして頂ければ幸いです。
参考にしてみてください。

現在アートピースでは、 長年のECサイト構築の観点から各ブランドに合わせた、 国内・越境ECサイトのコンサルティングをさせて頂いております。

自社のECサイトの改善点やお悩みがあるという方や、ECサイトの改修にご興味のある方はこちらからお問い合わせください。

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