近年、多くの人のリテラシーも高くなっているためECを触る上で最低限の知識を身につけ、自分の能力をアップさせることが大切になっていきます。
今回EC運営担当が知っておくべき10選をご用意しました。Web業界に入ったら必ず聞くと言っていいものがたくさんあります。これからご紹介する最低限のワードを知らないと業務が滞ってしまったり、会社・個人の信頼が薄くなってしまいます。
これ以外にもお伝えするべきものはありますが、まずは私がWeb業界に入ってたくさん聞いたワードをチェックしてみましょう。

1.ECプラットフォームの種類

プラットフォームとはECサイトを構築するためにはベースとなるシステムが必要となり、このシステムのことをECプラットフォームと呼びます。最近ですとWORD PRESSやshopifyなどが主流となっています。
ほぼテンプレ化していてすぐに始められるもの、自由度が高くカスタマイズ性が高いものなどがあり、数多くのプラットフォームがあるため、特徴を調べ把握し、 費用感や求めるものに合わせプラットフォームを選ぶ必要があります。

2.Google Analyticsの存在

Google AnalyticsとはGoogleが提供するアクセス解析ツールです。サイトのユーザーの行動に関すデータがわかります。例えば、「サイトの訪問者数はどれくらいか」「訪問者はどこから来たのか」「使われたデバイスはスマホかパソコンか」などのデータを計測することができます。
これによって感覚的ではなくデータに基づいて定量的に議論できることが強みとなります。

3.ファイルの種類

ファイルの種類にも多くあり、よく聞くものだとJPG・RAW・PSD・AIなどがあげられます。
例えば、
・JPG形式=風景写真など色合いにグラデーションがある画像に適しているファイル形式。
・PSD=Photoshopデータ。技術面で何をしているかの情報も持っている。
・RAW = 被写体の様々な色の光の情報をR、G、Bにバラバラに分解し電気信号として記録したもの。
・AI=「Adobe Illustrator」の標準ファイル形式の一つで、ベクタ形式の画像データを保存するためのもの。
など用途に合わせて種類が変わります。ECを触る上で画像も多く取り扱うためファイルの種類を把握しておきましょう。

4.UI / UX

UI(ユーザーインターフェース)とは、「接点」などという意味です。コンピューターとユーザー(人間)の間にあり、情報のやり取りを行う仕組みを指しています。一方、UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーが製品やサービスを通して得られる体験や経験のことです。
UI / UXを極め、少しでもユーザーの興味を引いて、成果の出る製品やサービスを作ることが大切です。

5.B to B / B to C / D2C

B to BとはBusiness to Businessを略した言葉で、「企業 対 企業」の取引を指します。 B to Cに比べて大きなビジネススケールが特徴です。B to CとはBusiness to Consumerを略した言葉で、「企業 対 個人(消費者)」の取引を指します。D2CとはDirect to Consumerを略した言葉で、自社のECサイトを通じて製品を顧客に直接販売することです。
この業界に入ってよく聞く言葉で、誰に向けて制作するのか・対策するかをこの言葉を用いて話し合うことが多いです。

6.オムニチャネル

企業が消費者に製品を届ける流通経路のことを、マーケティング用語で「チャネル」と呼びます。これに「全て」というニュアンスを表す「オムニ」という接頭語を繋げた言葉になります。
チャネルには大きく分けてマルチチャンネル、クロスチャンネル、オムニチャネルがあり、顧客とECなどのつながり方となります。例えば、マルチチャンネルとはそれぞれの複数のチャネルが独立しサービスの提供を行います。
また、最近ではOMOというものが注目されています。OMOとはオンライン(インターネット)とオフライン(リアル店舗)の境界線をなくして、顧客の満足度を向上させるというものです。

7.SEO対策

SEO対策とは、検索結果で自社サイトを多く露出をするために行う対策のことです。検索エンジン最適化とも呼ばれます。簡単にいうと検索したときに上位に上がるための対策となります。やはり、サイトを運営するにあたって知名度が高くなったり、購入率を高くすることを狙っているためここがしっかり行われているか確認が必要となります。

8.レスポンシブ

レスポンシブとは、PC、タブレット、スマートフォンなど、異なる画面サイズの幅を基準にサイト表示を柔軟に調整し、見やすく最適な表示にすることです。一つのファイルですべての表示に対応できるので顧客側からも見やすいのがメリットです。ここが出来ていないと、顧客側からみて、見にくいサイトと思われてしまい、満足度が低くなってしまうため、チェックが大切です。

9.トンマナ

トンマナとはトーン&マナーのことで色調や様式、つまりデザインやスタイルなどに一貫性をもたせるルールのことになります。それぞれのブランドによってイメージ、カラーを合わせることが必須です。そのため何かを制作する際は
あらかじめリサーチすることが大切です。

APのデザイナーがトンマナについて、触れている記事があるので
こちらもチェックしてみてください✔
【デザインのノウハウ -webと紙媒体の関係性-】
https://artpeace.jp/blog/2021/06/07/design-know-how/

10.TMや、C、Rなど

それぞれ一度は見たことある®︎レジスタード=その商標が登録されていることを示すシンボルマーク、TM=トレードマークは商標であることを示すシンボルマーク、©︎コピーライト(著作権)=著作権が発生したものに付けるシンボルマークとなります。
画像を多く取り扱うため、画像に上記を付けなければならないものがあるときは要注意です。
↓コラボ商品などにつくことがあります。

おまけ

ちなみに下記のものも小さいことですがやっておくと作業効率がぐんっと上がるのでおすすめです!

①Chromeのスピードダイヤルやブックマークを整理する。
 →いつも開くページなどを整理しておくと無駄な作業を省くことができ、
  見た目もすっきりするので、できるときにやっておきましょう!

②メールのテンプレートや定型文quicktextを使う。
 →メールを送る際、返信する際、よく使う言葉などありますよね、、、
  毎度打っていると手間なのでここで設定してくと手間が省けます!

③クライアントの担当者がよく見ているブランドをチェックする(リサーチ)
 →もしバナー制作の依頼が来た際に、どういうイメージが良いか聞くことも
  多いですが、あらかじめクライアントが参考にしているブランドを聞いて
  おくとデザイナーに伝えたときに、イメージが早く出てくるので大切です!

まとめ

いかがだったでしょうか。なかなか聞きなれないものが多く??となってしまうことが多かったと思います。実際私もそうでした!ですが今となっては最低限の知識なため あれのことですね とすぐに出てくるようになりました。まだまだ多く専門用語があるため、業務を行うことに当たって、出てきたわからない単語があればすぐにメモをし、調べて知識を地道に増やすことがとても大切になっていきます。実際、あらかじめECに関する勉強をし、把握することもとても大切ですが、実務を進めていくことで、うまく用語と内容が一致し頭に入りやすくなるため、気になったワードはすぐにチェックしましょう…!

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