世界一の導入数を誇るEC構築ASPであるShopify(ショピファイ)。某ブランドのECサイトのShopifyベーシックプランでのリニューアルに携わり、実際に日々運用をする中で、運用担当者目線でのShopifyの利点を日々感じています。

Shopifyメリットと言えば、豊富なデザインテンプレート、独自のサイトにするために組み合わせられる多数のアプリ、越境対応のしやすさ、POS連携などが上げられるでしょう。しかも初期費用無料、月額$29からスタートできる。Shopifyリニューアルで得られるメリットは多大です。

しかし今回はサイト制作目線とはまた違う、運用担当者目線でのShopifyでのリニューアルの良し悪しを書き留めたいと思います。結論から言うと運用担当者目線においても利点がものすごく多いのですが、フロント部分はさておき、裏側の運用業務にフォーカスして書いていきたいと思います。

運用担当者が思うShopifyのメリット

1 “運用担当者”に対するUI/UXが圧倒的に優れている
まずこれに尽きると思います。基本的に管理ページの機能性、操作性がとても高く、 難しい知識や詳細なマニュアルが無くても、直感的に操作ができます。 毎日やってる当たり前の”ほんのひと手間作業”がシンプルになり、なおかつミスが起きにくい設計になっています。具体的な例をいくつかピックアップします。

まず運用担当者が毎日かならず行うのが決済関連の処理ですよね。その中でも実はひと手間があるのが「キャンセル処理」や「注文の追加請求」「一部発送」などの注文後のユーザーの要望への対応があると思います。Shopifyでは、ほとんどの決済方法でキャンセル処理、在庫戻し、決済システム上での返金に加え、通知メール配信まで1ページ内で完了します。

また差額分だけ追加で請求できる機能がとても便利です。商品を追加し、ボタンひとつで差額分のみを請求できるメールを配信、ユーザーはメールのリンクから好きな決済方法を選んで追加決済することができます。また、それらのユーザーごとの対応状況がどの担当者が見ても一つの画面で一目瞭然。細やかな工夫が感じられます。

商品情報でも注文情報でも、顧客情報でも、なにかと使えるのが「タグ」です。商品情報であればカテゴリの振り分け、検索条件などが管理できますし、顧客情報なら、タグを使ってグルーピングしメールマーケティングに活かしたり、注文情報であれば、あらかじめ予約商品の注文にタグを付けておき一覧で予約注文を可視化したり、ノベルティを配った注文にタグをつけて集計したり。ブランドそれぞれの活用したい情報に合わせたオリジナルのタグをつけてカテゴライズできるので、応用方法は無限です。

注文の一覧。支払い状況やオリジナルで設定できるタグ情報が一目瞭然。

この他にもご注文ページ内で時系列を追ってやり取りを共有できる「タイムライン」や、無料の「ブラックリスト(不正検知)アプリ」など、便利機能がたくさんあります。発送についても日本でスタンダードな発送業者との連携をカバーしてますから、海外のシステムだし使いこなせるのか?なんて不安は無用。むしろ現在お使いのシステムより効率アップが叶うかもしれません。

きっと管理画面を少し触ってみれば運用担当者にしかわからないであろう感動を実感していただけることかと思います。本当に使いやすいです。

2 ストア分析・改善のスピードアップに貢献
ストア分析も運用の上での重要な業務ですね。通常の運用業務に加え、サイトの解析を定期的に行い、「売上を伸ばす」「ユーザビリティを上げる」「リピーターを増やす」など、、様々な課題を見つけ改善していきます。通常であればGoogleアナリティクスなどの解析ツールで数値を取って、レポーティング、仮説を立て、改善案を考え、施策するといったことを繰り替えして目標を目指していくわけですが、Shopifyであればこちらの作業も基本機能でかなり工数削減ができます。

「ストア分析」のダッシュボードページでは流入数や経路、売れ筋商品、サイト内検索ワード、リピーターの増減、などなど運用担当者が欲しいデータを1ページにレポーティングしてくれます。その上自動で改善すべきポイントまで提案してくれるんです!データ分析、仮説までを提示してくれるので、あとは対策を考えて実装すればよいので、サイト改善のスピード感が格段にあがります。

管理画面で確認できる「ダッシュボード」

また、カゴ落ちしたユーザーに自動でリカバリーメールを配信できます。もちろん配信を止めることや、スケジュールを設定することもできます。さらにその効果測定までしてくれるので、売り逃しのフォローアップを自動でこなすことができます。

ここでピックアップしたのはほんの一部です。それぞれ似たような機能は他のASPカートシステムにもあるし、外部ツールを組み合わせればどんなシステムを使っていても可能なことではありますが、 とにかく操作しやすく多くの作業がShopify管理画面内で完結するというところが大きなポイントです。

運用担当者が思うShopifyでのデメリット

散々メリットを語りましたが、Shopifyでのデメリットで思いつくのはやはり”海外の”システムというところだと思います。たしかに構築段階ではアプリ開発元とのやり取りなど様々な壁があります。実際の運用においては事前に注意が必要というレベルですが、デメリットももちろんあります。

海外のシステムなので住所表示がデフォルトだと番地から表記されたり、姓名が逆に表示されたり、すでに顧客情報を日本のシステムで持っているサイトからの移行となると日本のユーザーに対する見え方を編集する必要があります。デフォルトのメールテンプレートや、納品書なども”〇〇様”の様の呼称が当たり前に無いので、注意する必要があると思います。

各アプリの翻訳が完璧で無いことも業務の妨げになることがあります。英語ができない人が翻訳ツールで翻訳するとどうしても変な日本語になり、作業が滞ることが多々あります。しかしそこは検索すれば沢山の日本向けのマニュアル記事があるので、社内でフローを固めてしまえば難なくカバーできることかとは思います。

あとはデータ一括変更の際に起こるタイムラグでしょうか。複数の注文内容や商品情報を変更する場合処理されるまでに若干のタイムラグが発生しますので注意が必要です。

まとめ

数々の利点があるShopifyでのリニューアル。ここで紹介した基本機能(ほんの一部です)に膨大な数あるアプリから必要な機能を選択し組み合わせ、独自サイトを作っていくわけです。

日々の決済管理や発送作業に限らず、集客やプロモーションといったセクションや、今まで外部ツール任せだった部分や属人的だった作業の多くが自動連携できて、ひとつの管理画面に集約されてますから、使いこなすことができれば、運用の負担とミスがかなり減ることは間違いないと思います。

もちろん売れるサイトにするためにはアプリの選定や、デザイン面、初期設定など構築段階、売上アップの為の具体的施策など専門的知見が必要になりますが、日々の運用コストを抑えて改善のスピードを促進できるシステムであることは間違いないと思います。

新規オープンはもちろん、リニューアルをご検討されてる事業者様も、Shopifyエキスパートの当社にぜひ一度ご相談ください。

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