Shopifyには代引き機能を付けることはできますが、そのままだと代引き手数料を計算してお支払い合計金額に加算することができません。これでは不便だし、日本のECで代引きが使えないなんて..と愕然とした方も多いかと思います。
今回は、Shoifyで数少ない(唯一かもしれない)代引き対応アプリ「Advanced Cash on Delivery」を実際に導入してみた感想について書いていきます。
【注】
機能や導入手順については様々な記事が公開されているのでそちらをご覧ください。
ここでは他のブログ等で触れていない、「実際にどのような設定をしたかったのか」「その結果」について触れていきます。
やりたかったこと
- 代引き手数料をお支払い合計金額の中に含める。内訳として表示させる。
- 注文金額ごとに異なる代引き手数料を、条件ごとに計算させる。
- 地域によって異なる配送料に、適切な代引き手数料を計算させる。
例1:九州への送料が1,200円。注文金額9,000円。代引き手数料330円の場合。
例2:関東への送料が1,000円。注文金額15,000円。代引き手数料440円の場合。
結果
無事に設定することができました。
導入〜設定完了までの手順
- Shopifyにアプリをインストール(無料期間は7日)
- アプリ開発会社のカスタマーサポートに問い合わせ
- 導入手順について案内をしてもらう
- 手順に従って初期設定を行う(30ドルで初期設定を代行してもらえる)
- 配送料金や代引き手数料を設定を行う
実際に苦労した点
導入・設定方法が分かりにくい
3~4の導入手順と初期設定について、カスタマーサポートに直接聞くまでは知ることのできない点が幾つかありました。
また、手順がどこにも案内されてなく、検索しても正確な記事が出てこずとても不便でした。
時間がかかる
希望通りの設定が完了するまで約2週間ほどかかりました。
集中して対応する場合や、設定条件がシンプルな場合は7日間の無料期間中に設定可能だと思いますが、初めての導入や設定条件が複雑な場合は時間がかかると想定してください。
このアプリの評価が低いのは、こういった理由からだと思います。
導入してみての評価(★5点満点)
機能:★★★
最終的に要望通りに設定できたので、代引き対応機能としては申し分ありません。
価格:★
29.9ドル(2020年9月現在)ですが、若干割高感があります。
代引き決済が多いストアは問題ないでしょうが、少ないストアだと導入を躊躇する場合が多いです。
設定のしやすさ:★
正しい手順が公開されていないので、カスタマーサポートに問い合わせするまで分かりません。その点はとても不便でした。
サポートの対応:★★★
日本人のスタッフがメールで丁寧に対応してくれました。不明点が多い場合はやりとりに少し時間はかかりますが、最後までサポートしてくれます。
機能については問題ありませんでしたが、導入設定のハードルが少し高い点が課題のアプリです。
これからの導入を検討している方、導入したいが設定に自信のない方、アートピースがサポートしますので、お気軽にご相談ください。