需要と供給のバランスはブランドの価値を決める為には非常に大切な要素となってきます。
【限定】や【オリジナルの復刻】などスニーカーが高額で取引される様子を目にします。
供給を減らしてブランド価値を高める企業戦略でもありますがたまにヒートアップして強盗や死者がでることもありました。
現在もスニーカーを手に入れるために朝早くから並ぶこともありますが最近ではインターネットが主流になっています。
リアルな店舗では並ぶ人達を雇って抽選券を手に入れるケースが多かったのですがネットでは【bot】を使用して自動的に購入するやり方があり、手動購入VS自動購入、メーカーVS botが勃発しています。
手動でチャレンジしている側からするとかなり厄介です。
「bot」とはユーザーの代わりに単純な動作を何度も繰り返すプログラム。最近は、スニーカー購入専用のbotが投入されており、これにユーザーの発送先住所や決済情報はもちろん、スニーカーのサイズも記憶させて一瞬で注文を完結させるという世界になっています。あらゆるメーカーのネットストアの名前がリストにあるのが大変恐ろしいです。
中にはプロキシを次々切り替えて、何足も購入できるようにしたり、オンライン型では「ネットストアのサーバーがあるデータセンターに近いところで運用している」と、注文をミリセカンド単位で早めることができるということを売りにするbotサービスも存在します。
※画像のスニーカーは手動、もしくは並んで購入したものです。botは使用しておりません。
リセールの市場規模がかなりあることから、botに投資しても回収できる確率が高く、bot市場もかなり好調なよう。安価で買えるような汎用的なブラウザ拡張機能から、高額な専用botアプリまで様々存在します。
botの増加は、本当に欲しい人のところにスニーカーが届かなくなるという不都合はもちろんのこと、犯罪組織による中古市場でのマネーロンダリングやbotによる個人情報の流出など色々な面で影響があります。
現状、メーカー側もbot対策はしているもののbotの進化も速くいたちごっこは続いています。
日本ではライブのチケットの大量購入と転売のニュースでbotが問題視されています。正常な経済かと言われると疑問が残るところではあります。
欲しい人が適正な価格で買えるのはまだまだ先になりそうです。
私はこれからも手動と並びで地道に頑張ります!