お祝いお返し
アートピースでディレクターをしておりますヒロミツです。
結婚して1年ちょっとになるんですが、先日子供が生まれて
出産祝として会社のみなさん、友達からいろいろ頂きました。
結婚のときもそうでしたが・・・・

みなさんそもそも内祝いっていうワード知ってますでしょうか?

「お返し」です。が、もともとは幸せのおすそ分けだそうです。

お返しする文化

お祝いをもらって、返す。僕ら日本に住んでいれば当たり前というか
自然についている文化なのかなぁと感じます。
けど、「お返しはいらないよ!」ってみんな言ってくれるんですが
個人的にはなんだかとても気持ちが悪く、返さずにはいられません。
こういったお祝いには、「半返し」が基本のようですが
これも素敵な風習とも思いました。
もらってそのままにせず、何かしらの形で返したいけどタイミングも難しいし、
どのくらいのものを返せばいいのかわかりづらいのをたった3文字で表現してくれる
ワードがあるんです。
また、これをすることで消費が進み、みんなハッピーになれる。
こんなシステム世界中にあるんでしょうか。
Wikipediaで調べると、日本にはこんなにも贈答があります。
贈答・儀礼[編集]
中元、歳暮、年賀、暑中見舞、寒中見舞、火事見舞、病気見舞、快気祝、内祝、熨斗・水引・折形、香典・香典返し、冠婚葬祭、無尽講・頼母子講、お返し、お年玉
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/日本の文化 Wikipedia
なんでこんな記事を書こうと思ったかというと、
一つ前の記事で触れた、「アナログかデジタルか」にも通じるところがあります。
出産の内祝を買うのに、ネットでも良かったんですが
せっかくなら百貨店に行ってみようと新宿の伊勢丹に足を運びました。
事前に頂いた方のリスト出し、費用感を出して8Fのギフトセンターへ。
受付で案内されると、席について説明を受けてカタログギフトなどを
選びます。お菓子などがいい場合は地下に行ったほうが種類はあるとのことで
ひとまず送る人たちの住所を書くのですが、

全部手書き・・・・・・

です。20件くらいあったのですが久々に手がしびれるほど書き続けました。
内心、「これデータで渡せたらいいのになー」とか「ECのほうが確実に楽だな」とか
「ここのシステムデジタルにしたら、みんなハッピーなのにな・・・」と思ったりしました。
僕が書いた伝票を、受付の方がまた一からPCに入力・・・・・
と、ここまで聞いたらめちゃくちゃ面倒なことしか思い浮かばないのですが、
実際はそんなことなかったです。
なぜなら空間含めて「接客」されていました。

面倒くさいをあえて行う意味

ギフトセンターの入り口は狭く、内装も高級そうな雰囲気で
受付されるスタッフの方は終始笑顔で、とても親切にしてくださいました。
あたりまえですが・・・スーツもとてもきれいにしてますし、座っている姿勢から声がけ、提案まで徹底されてます。
手書きで書いている最中も、雑談といいますか
プレゼントに関しての話だったり、他の話だったり、かと言って場の空気をとても読んでくださいました。
その後、お菓子を購入に地下へ行き、妻とあーだこーだいいながら
なかなか決まらず、30分くらいかけて各店舗のスタッフさんに用紙の記入をしてもらって再度ギフトサロンに戻りました。
熨斗(のし)には娘の名前を書くのですが、プリントと思いきや
裏に筆工の方がいて全て書いてくれました。。。。とても感動しました。

アナログであることの良さとは

今回トータルで、約2〜3時間滞在しましたが、時間だけで見ると、効率ばかりが優先されて
ウェブでいいんじゃないかとおも考えました。
けれどもなんだか人間味にかける気もします。
こうして時間をかけて、「あれは時間かかったなぁ」とか、「あの人の対応がよかったなぁ」
と感じることで記憶に留まりやすくなると考えてます。
1度経験すると、次回からは感じがわかったからこれはECで頼もう!っていう気によりなるし
体験が記憶されてECのハードルが下がります。
デジタルが進むにつれてアナログの大切さがよりわかる時代になったと思うのですが
みなさんはどう感じますか?

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