こんにちは、上原です!
新年から1ヶ月経ち、既に2月も中盤に差し掛かりました。
アパレル業界は絶賛セール中の企業も多いと思います。
セール時期は店舗間での在庫の調整や、お客様からのお問い合わせなど、通常の時期と比べても忙しい時期ではないでしょうか。
今回は、WEBコンテンツを作る際のライティングを外注するご提案です。
より良いものを作るためにも、ライターへ依頼をする際の流れやメリット、金額感なども含め、私なりの所感も書いていこうと思います。
目次
ライティング(テキスト)の重要性
私は今まで、WEBコンテンツを数多くディレクションしてきました。
そもそも企画内容をリサーチして、今の流行りも取り入れつつ、でも自社(担当)のブランドの打ち出したい内容にしなければならないし‥
1ページのLPであっても、まあまあ時間がかかるものです。
特に重要なのが、ライティング。
言い回しやボリュームなども考えなければなりません。
雑誌やWEBメディアなどある程度読み込んでいないと、流行りの言い回しやワードセンスは出せません。
コーディネートを見せるコンテンツであっても、何を意図としてその組み合わせにしているのか、そのアイテムのどの部分がポイントなのか、など画像だけでは伝わらないので、ある程度補足として必要です。
各コーデごと、考えるのであればかなりの労力を使いますよね。
読み物的なコンテンツ(対談や雑誌風の構成)であればなおさら企画の肝となってくると思います。
Webライターの種類
そもそもライターといっても、雑誌やカタログ等の紙媒体のライター、Webに特化したライターなど種類は様々です。
主なWebライターの種類としては以下があげられます。
これといいって、きちんと定義がある訳ではないですが、おおまかな分類です。
①取材ライター
インタビューを通して、対象者の価値観や考えを引き出し、記事にまとめるライターです。
求人サイトやコーポレートサイトの社員紹介記事などがあげられます。
②セールスライター
商品やサービスを売りだすためのライターです。ECでの商品紹介やメールマガジンなどがあげられます。
③コピーライター
テレビ広告やWeb広告などのキャッチコピーを考えるライターです。私たちがよく目にし、馴染みのあるものが多いと思います。
④SEOライター
SEO対策として、検索エンジンで上位に表示できるような記事を書くライターです。
書く内容は様々ですが、SEOの知見があるため、より効果的な記事を書くことができます。
ライターを導入するメリット・デメリット
ライターさんへ仕事を依頼する上でのメリット・デメリットをあげてみました。
メリット
①テキストを考える手間が省ける
②伝えたいポイントを要約して伝えられる
③いまっぽいコンテンツになり、メリハリがつく
やはりライターへ依頼して気付いたのが、言い回し。
本当に魅力的な伝え方、且つわかりやすく仕上げてもらえます。
デメリット
①費用がかかる
②やりとりに工数がかかる
③事前準備が必要
まるっとお願いできると言っても、事前にどのようなコンテンツなのか、ターゲットやボリューム感など、予めすり合わせることが意外に多いため、なんだかんだ準備は必要になってきます。
金額感や、事前の準備などはこのあと詳しくご紹介します。
ライティングの相場
主に2種類あります。
①文字単価
「文字単価」とは1文字◯円というように1文字あたりで加算されるものです。
1文字10円で3,000文字を依頼する場合は30,000円になります。
新米ライターであれば、1文字あたり0.1~0.5円などのライターもいるようですが、ある程度経験のあるプロライターであれば5円以上の場合も多いです。
②記事単価
「記事単価」とはその名の通り1記事◯円というような依頼の仕方です。
記事単価の場合は、3,000文字まで、5,000文字までと値段によって大まかの規定がある場合が多いです。
大体1記事あたり、3万円~5万円が一般的な相場だと思いますが、MTGの回数や取材の有無、撮影も入る場合などはプラスで加算されるでしょう。
依頼をする場合は、事前にどんなコンテンツを作りたいか、どのようなボリューム感なのか、を伝えて見積りをとってもらうようにしましょう。
ライターの探し方
実際どのような方法でライターを探せばよいのでしょうか?
主に2種類です。
①クラウドソーシングサイトで探す
代表的なクラウドソーシングサイトは 【ランサーズ】 、【クラウドワークス】や【クラウディア】 というサイトです。
ライターに限らず、様々なその道のプロたちが登録しており、案件を募集しています。
ライターも数多くいるので、その中からマッチするライターに依頼したり、案件募集をかけてもよいでしょう。
登録はどのサイトも無料なので試しに登録してみるとよいでしょう。
②ライティング専門業者に依頼する
予算がある場合は、思い切ってライティング専門業者に依頼をするのもよいでしょう。
クラウドソーシングするよりも値段は張りますが、高品質な記事が仕上がります。
参考企業としては【株式会社Bridge】や【株式会社グリーゼ】など。
どちらも約300名のライターが在籍・ネットワークでつながっており、SEOに合ったライティングを行ってくれます。
企業によっては、その後の分析やレポートまで行ってくれるようなので、本気で取り組んでいきたい!と思ってるのであれば、依頼してみるのもよいでしょう。
ただ最近は、SNSで募集していたりする場合も多いです。
また、知人やパートナー企業などに紹介してもらうのも手だと思います。
コロナ渦でなかなかリアルに会う機会も少ないとは思いますが、セミナーや勉強会でつながるなんてことも多いので積極的に足を運びましょう。
「依頼をしたい」と思ってから探すのでは、遅い場合もありますので、常にアンテナを張っておくことが重要です。
依頼前に準備すべきもの
実は事前に決めておくべきことが意外にあります。
これを怠ると、逆に思っていたものが上がってこなかったり、認識違いが発生しかねないので、しっかりと準備をしてライターとすり合わせしましょう。
①記事の目的やターゲットを決める
ペルソナを設定し、何を伝えたい記事なのか、意図を決めましょう。
②参考になる言い回しのサイトや記事を探す
ですます調なのか、ポエムのようなイメージなのか、インタビュー調なのか‥をきちんとライターに伝えてあげましょう。
アパレルの場合はベンチマークしているブランドや参考にしたい記事を共有するとよいです。
③全体の記事の構成を作る(ワイヤーフレーム)
LP全体のボリュームを把握し、テキストがどのくらい必要なのか、を確認しましょう。
少なすぎても再考になりますし、多すぎても削って文章を整えるのは手間になってしまいます。
デザイン等が決まる前のワイヤーフレームの段階でよいのでライターへ共有してあげるとよいでしょう。
④テキストが欲しい部分の文字数を設定する
具体的にブロックごとに◯文字、と指定してあげるとよいです。
スマートフォンをメインに考え、見え感を想像しながら設定しましょう。
実際に依頼してみて注意点や課題点
注意点としては、やはり事前に沢山すり合わせが必要だということ。
先程準備であげた準備項目をライターへ送るだけではなく、ライターが希望するのであればクライアントとの3者MTGを設置したり、どんなテイストにしたいかなどは口頭で話す必要があると思いました。
伝わってると思っても、上がってきたテキストがイメージと違っていたりします。
初めてお願いする場合は特にすり合わせに時間を使うべきだと感じました。
また、テキストが上がってきてからの調整にも思ったより時間がかかります。
テキストの添削もそうですが、実際にLPにはめてみての調整もあるからです。
書いて貰ったら終わりではなく、最後まで根気よく行いましょう。
また、ディレクションする側としても、ライターへすべて任せる感覚ではなく、自分自身もある程度のライティングの知識を深める必要があると思います。
クライアント業務の場合、クライアント確認に出す前にディレクターである自分がある程度理解していれば、クライアント確認の前に、修正指示や手直しができるはずです。
クライアント業務である場合は、確認に出すだけでも時間がかかりますので、効率化を図れます。
まとめ
ライティングを依頼してみて感じたことは、やはり仕上がりがぐっと良くなること。
そして、多少調整に時間はかかるものの、テキストを悩む時間やリサーチの時間が減り、サクサクと進行できるのでとても気持ちよくコンテンツ作成ができました。
最初はライター探しに手こずったり、調整が慣れずにやりにくい部分は多いと思いますが、良いライターが見つかり、何度か依頼ができればテンション感も自然にあってくると思います。
この機会に是非、試してみて下さい。