目次
ファスティングは3ステップ
ファスティングは断食をするだけで終了というわけではありません。実はファスティングを行うには3つのステップが存在します。
- 準備期間
- ファスティング期間(断食)
- 復食期間
※それぞれのステップごとで注意しながら、ファスティングを行います。
1.準備期間の過ごし方
準備期とはその名のとおり、ファスティングを実践するための準備をする期間です。この準備期で、ファスティング期をより良い状態で過ごせるように体を整えていきます。準備期に行うことは食生活の改善です。「まごわやさしい」食材を取り入れるように意識してみてください。
「まごわやしい」とはそれぞれの食材の頭文字をとっています。
※通常は「まごわやさしい」ですが「さ」魚は今回は無しなのでまごわさしいです。
2.いよいよ本番!ファスティング期間
準備期で体の準備が整ったら、いよいよ次は本番のファスティング期です。ここから断食がスタートしますが、全く何も栄養を摂らないというわけではありません。
なにも摂取しないと、全く栄養が入ってこないので体調を崩してしまいかねません。絶対にやめましょう。
では一体どうするのか。ここで使用するのが「酵素ドリンク」です。体を動かすエネルギーとして欠かせない酵素をジュースとして取り入れます。固形物ではないので消化器官の働きも抑えることができ、また栄養の吸収もしやすくなる点が大きなメリットです。
ファスティング期はこの酵素ドリンクと水で過ごします。
目安としては、普段摂取しているカロリーの25%程度に抑えるような形で酵素ドリンクを摂りましょう。水(オススメはクリスタルガイザー、ボルビック、岩深水500ml)は最低2L〜4Lを目安に摂取します。
オススメ酵素ドリンクは?
基本的には、ミネラルソリューションをベースにしてほかのドリンクを頼んだ方がいいです。
ミネラルソリューションズ
アサイ ドリンク
ドリアン ドリンク
アロエベラ ドリンク
ハワイアンノニ ドリンク
ビューティーネクター
味が濃いので水で割って飲むほうが飲みやすいです。炭酸は良くないと言われますが、私は断然炭酸割りがおすすめです!
外出時にはアサイの90mlが使いやすいので、飲み終わったら洗って再利用するのも◎
ファスティング期の酵素ドリンクを飲む量の目安
- 身体大きい人1日 850ml
- 身体小さい人1日 500ml
復食期間(飲まなくてもいい)※お粥の期間は飲んだほうがいい
- 身体大きい人1日 600ml
- 身体小さい人1日 400ml
ドリンク飲むタイミング(基本的にはお腹すいたらいつでもOK)
- 7時
- 9時
- 11時
- 13時
- 15時
- 17時
- 19時
- 21時の計8回
多い人は、一回当たり100mlぐらい、少ない人は一回当たり62ml。
ファスティング中の水分補給が超重要な5つの理由
- ファスティング中は水分が留まりにくい
- 脂肪の燃焼に水分が必要
- 体が酸性に傾くのを薄める
- デトックスによる毒素の排出をうながす
- 空腹感が減る
大体の目安は、3リットル~4リットル程度。最低でも2リットル、それ以下は危険です。
常に水を飲んでいるような感覚です。それだけ飲めれば、頭痛などの好転反応の症状はほとんど起きないでしょう。尿は毎回透明なぐらいがベターです。
3.復食期(一番辛いのはココ)
実は復食期はファスティングの中で最も重要な期間ともいわれています。なぜなら、ファスティングを終えてきれいになった腸が最初に働き始める時だからです。
考えてみてください。正月休みが明けた次の日から年度末並みの忙しさだったら耐えられますか?私だったら即ギブアップです…
これと同じように、ずっと休んでいた腸がいきなりフル稼働をすれば、せっかくファスティングでリセットされた腸があっという間にばててしまいます。
そうなっては今までの努力も水の泡。だからこそ復食期は準備期やファスティング期以上に口にするものに注意しなければいけません。
復食期の期間は?
復食期の目安はファスティング期と同じ~倍程度がいいでしょう。長い分には悪くありませんので、ファスティング後の体への負担が心配な方は長めにこの復食期を摂りましょう。
それぞれの食材で過ごす期間としては
- 1日目 重湯(塩なし)
- 2日目 お粥・大根おろし等もOK
- 3〜7日目 まごわや しい
- 8日目 まごわやさしい
※お水2リットルは必須、より体感を出したい方は3日目以降はノンカフェイン
※オメガ3や、善玉菌を信頼できるメーカーをご存知ならサプリで摂り入れるのもアリ
復食期におすすめの食材は?
復食期も基本的には準備期と同じ「まごわやさしい」食材を摂りましょう。
ただしファスティングが終わってすぐの食事では固形物の摂取は避け、重湯やすごく柔らかく煮たお粥、具無しのお味噌汁などを摂ります。
その後、「まごわやさしい」の「さかな」以外の食材で食事を摂ります。動物性の食材は消化の際の負担が大きいので控えるようにしましょう。少しずつ食事になれて来たら最後に「さかな」の摂取も可能です。
復食期に重湯を食べると書いてありますが、毎食重湯でなくてもいいです。
「スッキリ大根」や「脂肪燃焼スープ」でもいいです!
お米は糖質が多いのでダイエットには不向き、でもファスティング後の敏感な味覚を味わうために最初はなんの味付けもしてない重湯を食べてください!!
ファスティングすると「宿便」が出る?!
確かにファスティングを行うとなんか出てきます。宿便ってなにっ?!て思った私は色々と調べてみました。
宿便(しゅくべん、Fecal impaction)とは、便秘により腸内に長く滞留している糞便のことである。
Wikipediaの内容です。がファスティングの宿便って、確実にこれとは違うものです。
その他ではgoogle先生に教えてもらうと
「宿便」と良く耳にするかと思います。
そして、世の中的に言われている宿便とは、
「長年腸壁にこびり付いた古い便、長年排泄されなかった滞留便、これらが2~3kgほど溜まっていて、これを綺麗にする事でかくかくしかじか、うんぬん~」などなどと言われていますが、本当にそのようなものなのでしょうか?キッパリ言いますと宿便とは「こびり付いた古い便うんぬん」ではありません!
宿便云々に関しては、後日説明しますが、お尻から直腸検査しても、内視鏡を入れてもそのような滞留便は見当たりません。
では、黒くて、臭くて、ドロドロとヘドロのように便器にこびり付き便器に浮く物体の正体は何なのか?しかし確かに黒く、どろっとした便が出ます。
この正体は2つ考えられます。
その1つが『胆汁』の事です。
胆汁とはコレステロールを原料に作られる分泌物の事です。
胆汁は普段、胆のうに溜められて、油物、肉、魚の脂が腸に入ってきたときに脂質を乳化して消化・吸収しやすくする為に十二指腸から分泌される黒い分泌物です。つまり、脂質を消化しやすくする分泌物です。
(胆のうを手術で取った方は胆汁を溜める場所が無く、胆管から直接分泌されます)肉を食べた際は便が黒くなるのは、胆汁は黒い分泌物で、肉の脂分を消化する為に胆汁の分泌が増えるため、便が黒くなります。
十二指腸で分泌された胆汁のうち、9割は大腸の出前の回腸末端で吸収され再び肝臓に循環され、胆のうに溜められます。
これを腸管循環といいます。ところがファスティング中は食事を摂らないことで胆のうに胆汁がぱんぱんに溜まります。
このぱんぱんに溜まった胆汁が何かしらのきっかけで一気に分泌される事で、大量にお尻から排泄さます。
胆汁は主にコレステロール=脂が原料であり、色も黒く、キツイ匂いもある事から、腸で何十年も溜まっていた滞留便と勘違いされる原因です。
実際のところ、これは胆汁であり、滞留便ではありません。ただ、胆汁とは、コレステロールが回収した血液内の汚れ、不要物、重金属なども含まれており、普段は9割は回腸で再吸収されるものが、一気に排泄される事でこれまで排泄されなかった汚れ、不要物、重金属が綺麗になるので、血液がキレイになり、これが排泄された日はとても気分爽快で血液から綺麗になっている感覚が味わえます。
普段から胆汁の分泌を高めるにはサプリメントで純度の高いタウリンを摂る事で胆汁の分泌を高める事ができ、結果、デトックスに繋がります。
ただ、胆汁なり、憩室の便なり、黒いものが出るとビジュアル的にも、毒素が排泄された感があり、とても気持ちは良いものです^^