ファッション業界全体の売上が低迷し、ZOZOの一人勝ち状態が進む中で、
対抗するかのごとく、オムニチャネル化やECと店舗、そしてVR、ARとの連動の
動きは強まっている様に感じます。
最近だとPARCOのVRによるショッピングUX導入などの動きは目新しいです。
経産省の発表によると国もファッションテックについては力を入れる模様。
そして、
ZARAはリアル店舗でAR導入
確か5年くらい前、IKEAがARアプリで部屋に家具をおいた時のシミュレーションができるARアプリローンチしてましたが、
ZARAのこのARアプリでは、最新のコレクションを身につけたモデルたちがポーズをとり、しゃべり、12のシーンで歩く姿を見せます。ユーザーは、服を実際に着るとどのように見えたり、動いたりするのかを確認することが可能みたいです。
気に入ったら、コーディネート一式でも一点からでも、アプリ内のボタンをタップするか、または店頭で購入できるとのこと。
こうやってみると
ファッション業界がITを意識した動きが強まっている感ありますね。
ファッションテックプロダクトもローンチし始めている。
ウェエアラブルデバイスの進化を考えると
共にここ数年のローンチラッシュは納得な気がします。
共通してるのはブランド単体ではなく、IT会社との協業である点。
注目です。
GIDDY UP
「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」とDMM.comの協業によるファッションブランド「GIDDY UP」。2019年春夏のパリコレクション期間中にファーストコレクションを発表する。
ちょっと機能性までは詳しく把握していないのですが、この前衛的なデザイン。
うーん。ちょっと最先端すぎてついていけませんが、数年後には街中でちらほら目にするのかもしれません。
Project Jacquard
Levi’sとGoogleと協業プロジェクト「Project Jacquard」
ジャケットの袖にウェアラブルが馴染みつつ装着されているイメージでしょうか。確かに自転車乗ってる時ってスマホいじれないですからね。
電話は出たくないけど、目的地までのナビとか曲変えたいとか便利ですね。
これはちょっと欲しいかも!
MuSkin
そして違った角度からのアプローチも。
ファッションテックは何も電子に限られたものではないのです。
動物を犠牲にしないコンセプトのヴィーガンファッションも続々登場
MuSkinはキノコの皮を動物皮の様に加工して作られる
中でもGrado Zero Espace社は、テキスタイル・イノベーションを掲げる素材開発の企業でMuSkinを生産している。
現在、多くの企業がキノコを使用した製品開発に力を入れており、「MuSkin」はその一つにすぎないとのこと。
動物の命をテクノロジーで救うなんてなんだか発想が素晴らしいですね。
Shiftwear
このShiftwearは3年前ごろからあるみたいですが、スマホやタブレットでデザインをカスタマイズできるスニーカーです。防水仕様で、手軽に洗濯機で洗うこともできるみたいです。
欲しいです。気分で変えられるし、夜とか目立つし。いや、別に目立ちたくないですが、車にひかれなくていいのか。
以上、ファッションテックの事例を取り上げてみましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に
「果たしてファッションテックは見切り発車なのか?」という点、
個人的には、ユーザーの数がまだついてきてないだけで、資金力のある大手は次なるマーケットプレイスを見越して満を持して参入しているのではないかと感じています。
ただポイントとしては実用的かそうでないかとデザインのアウトプット次第なのかと。
back to the future に出て来るナイキのスニーカーは2015想定のモデルで実際にプロダクト化されたみたいですが、2018の今になってもテック系ファッションが巷であまり目にしないのは少し寂しいですね。スニーカーあたりから徐々に火がついていきそうな気がしてます。