こんにちは!運用ディレクターをしている上原です。
EC立ち上げて、とりあえずカスタマー対応や発送、なんとなくシーズンセールを行っている…こんなEC担当者さんいらっしゃいませんか?EC業界はここ数年で一気に進化しました。でも「ただネットで売る」だけでは、なかなか成果が出にくくなってきているのも事実です。そこで今回は、2025年に注目すべき“EC運営の最新トレンド”を4つに絞ってご紹介します。今の時代に合った売り方・伝え方を知ることで、売上アップやファンづくりのヒントがきっと見つかるはずです。
目次
トレンド①AI活用で“接客”が進化!接客の強弱をつけよう
これまでのECは「無人店舗」に近いものでしたが、AIの進化により“接客力”が格段にアップしています。例えば、AIチャットボットを使えば、24時間ユーザー対応が可能になります。最近では自然な会話ができるボットも増え、カスタマーサポートの一部を自動化する企業も多くなってきました。
ポイントなのが、自動化させたことでかえってお客様に不便と感じさせないことが重要だと思っています。AIチャットボットと多くのやりとりを経ないと、人間のオペレーターに繋げなかったり、そもそもその窓口さえも無いとお客様からのサイレントクレームに繋がりかねません。そういった効率化を極めたがゆえに、顧客たちは離れていきます。そもそも問い合わせを発生させていることが難点でもあるので、問い合わせさせないために商品やサイトの情報、UI設計をきちんと行うことも重要ですし、きちんと寄り添い、お客様が満足いくカスタマー対応は必須と言えます!
💡Tips!AIチャットボットを選ぶポイント
・必要な機能
・セキュリティ対策
・カスタマイズ性
・運用・保守の容易さ
・費用対効果
・サポート体制
トレンド②動画マーケティングでCVR向上!
2025年は“動画で売る”が当たり前の時代です。ユーザーが商品を選ぶ際、写真や文字だけでは不十分。動画によって「使い方」「サイズ感」「雰囲気」を伝えることで、安心感と購入意欲が大きく変わります。
特にInstagramリールやTikTokといった短尺動画が主流になり、「10秒で伝える魅力」が鍵になります。実際に、短尺商品動画を掲載することでCVR(購入率)が20〜30%アップしたという事例もあります。
また、ライブコマース(リアルタイム配信による販売)にも再注目が集まっています。ブランドの“人”が見えることで、信頼や親近感を育てることができ、弊社が掲げている「ファン化」にもつながると考えています!
💡参考
・ビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo」
・4℃オンラインストア
▼動画イメージ
トレンド③ノーコードツールでスピード改善
ノーコードツールとは「プログラミング不要で使えるITツール」のこと。これまでは専門知識が必要だったEC改善も、誰でも簡単にスピーディーに実行できるようになりました。
たとえば、LP(ランディングページ)制作、ポップアップ表示設定、ABテストの実施といったことが、ShopifyアプリやKARTEなどのツールで直感的に操作可能です。これにより、「アイデアをすぐに試せる」環境が整い、施策のスピードが飛躍的に上がります!人的リソースが限られた中小規模のEC運営者にとっては大きな武器ですし、使わない手はないですよね。
💡参考
・CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE(カルテ)」
・ノーコード制作アプリ「Shogun」
・ポップアップ表示・ABテストアプリ「Promolayer」
▼ポップアップイメージ

トレンド④リピート戦略の自動化がカギ
新規顧客の獲得コストが高まる今、いかに「既存顧客に何度も買ってもらうか」が勝負の分かれ目になります。感覚としては「売る」ではなく「育てる」視点が重要です。
リピート施策でよく使われるのは、
- ステップメール(購入から○日後に自動送信)
- バースデークーポン配信
- 関連商品の提案メール
など。
これらをCRM(顧客管理)ツールと連携することで、自動かつ最適なタイミングで実行できます。特に「定期購入」は、単価の高い商材や消耗品と相性がよく、安定収益につながります。(計画としても立てやすい)
ステップメール例
まとめ
今回ご紹介した4つのトレンドは、すべて「時代の変化に対応する」ためのヒントです!
ただし、人的リソースがないのも理解していますので、すべてを一度にやる必要はないと思っています。まずは「自分のECに一番足りないところ」「リソースがかなりかかっているところ」から、ひとつ取り入れてみてください。ECは変化のスピードが速い業界ですが、その分、挑戦すればすぐに結果が出る世界でもあります。2025年のチャンスを、ぜひ自社の成長に活かしていきましょう!
アートピースではEC構築から運用代行(サポート)まで一環として対応可能です。
クライアントさまと伴走して一緒に成長していくことをモットーとしています!ぜひご相談ください!