こんにちは、熊倉です。
かつてはファッションブランド系ブランドの魅力を伝える手法は写真が多かったのですが、モーショングラフィックの技術も進み、WEB上でプロモーションムービーを公開することが一般化されてきました。
こういったプロモーションムービー(PV)がブランドにもたらすブランディング効果は計り知れないと感じます。
持論ですが、いけてるブランドはPVがかっこいい。各々のプライドみたいなものが凝縮されている様な気がしています。
今回はファッション系ブランドのムービーにフォーカスして厳選したものをご紹介します。
CHANEL
CHANEL(シャネル)は映像に力を入れるブランドの筆頭格に挙げられます。中でもInsideCHANELはとにかくモーショングラフィック が素晴らしいです。ナレーションとグラフィック が絶妙にリンクし、スタイリッシュな見せ方にはストイックささえ感じてしまいます。自分的にはこれをつまみにお酒が飲めるかと。
KENZO
これは香水のプロモムービーですが、これだけの凝った予想外の展開が面白いですね。鏡ばりのシーンが多く、映り込みが激しそうですが、実際どうやって撮影してるのか気になります。
ARC TERYX VEILANCE
作る工程まで見せながらも製品の品質やデザインを表現している、今時っぽい見せ方なのではないでしょうか。
GIVENCHY x BARNEYS
非常に芸術性が高く、びっくりしますね。ここまでスタイリッシュに仕上げてしまうとは。海外の有名ミュージシャンのVJでも余裕で使われそうなクオリティと先進性を併せもった映像です。
Lacoste
歴史を感じさせられるのと同時にドラマチックである、琴線に触れてしまったムービーです。時代は変わっていくのにラコステのポロシャツは変わっていません。
NorthFace
このブランドがどこに向かっていくのかその先を見たくなってきます。人と自然と向き合っているブランド性を感じます。
SSENSE x Off-White
方向性が決まっているブランドは自信があり、力強さを感じます。トラディショナルな建物とOff-Whiteのモダンさのコントラストがまた良い。今を疾走しているブランドは何かが違うとそう感じさせます。
LOUIS VUITTON
やはり垢抜け感はどのブランドより勝るという感じです。音と映像の組み合わせの構成が素晴らしく、悔しいほどのあざとさも感じますが、何よりカラフルさが気持ちいいです。
MIUMIU
80年代のレトロ感を出しつつ、妖しさを丸め込んでガーリーな雰囲気を踏襲してるところが流石です。
FENDI
普通に作ったらこういったムービーはどこか押し付けがましくなってしまいがちですが、トラディショナルで作り手側の目線からのメッセージを軽やかにくどくなく見せてしまうところがすごいです。
ムービーは人それぞれ好き嫌いもあるかと思いますが、如何でしたでしょうか。個人的には見る人の心に触れることができ易いところはやはりムービーの良いところなのかと思います。
今回取り上げたPVはハイブランドが多かったのですが、PVは何も予算があるハイブランドだけのものではないです。今はMac一つで編集まで完パケが可能なので昔に比べかなりコストダウン出来ます。
ドメスティックブランドもこういったスタイリッシュなムービーで攻めてくる時代も近いかとそんな期待をしたいところです。
ファッション系にこだわらず、これからもチェックしていきたいと思います。