いつもおすすめアプリばかり紹介していたので、
たまには趣味の話を。
海外旅行の目的はいつでも「美術館巡り」の母親に育てられておかげで、
かなりの数の美術館には行ってきたと思いますが、
今まで実際に行ってグッと来たのは、
フランス・モンマルトルにある
エスパス・ダリ・モンマルトル(ダリ美術館)
フランス・パリにある
マルモッタン・モネ美術館
フランス・パリにある
ギュスターヴ・モロー美術館
リストアップしてみて気付きましたが全部フランスで
全部画家の為の美術館でした。
やっぱりその建物内すべてが画家の世界観一色になっているのが、
好きみたいです。
美術館巡り好きの母親が最近一押ししていたのが
箱根にある「岡田美術館」だったので、
先日行ってきました。
美術館も気になっていたんですが、
何よりも展示が大好きな「田中一村」だったので、
温泉旅行がてらすぐに行ってきました。
「田中一村」とは…
生年:明治41(1908)年7月22日
没年:昭和52(1977)年9月11日
出生地:栃木県都賀郡
学歴:東京美術学校日本画科(現・東京芸術大学)〔大正15年〕中退
経歴:18歳の時にすでに天才児とうたわれ、後援会・賛奨会が結成された。
しかし結核を患ったため千葉で療養生活を送る。
当時は屏風、ふすま絵、天井画などを描いていた。
戦後は川端龍子の主宰する青龍展に出品、昭和22年「白い花」が初入選。のち脱退。
30年頃から絵筆1本の旅に。33年当時日本の最南端だった奄美大島に辿り着く。
名瀬市でトタン屋根の家に住み、大島紬の染色工として働きながら、熱帯樹や動植物、魚類を描き続けた。
代表作の「アダンの海辺」
【岡田美術館】
敷地内には足湯カフェ
足湯カフェの目の前
お土産店までの道のり
写真以外にも敷地内に赴きのあるあずまやがあったり、
滝が流れていたりと美術館で一般的に想像する空間とは違い、
和と大自然を感じられる場所になっています。
そんな素敵な岡田美術館ですが、
出来た当初おそらく1番話題になったのは、
入館料2,800円だと思います。
平均に比べて1,000円くらいは高いので、
私も一村の展示でなかったら躊躇したかも…
な金額ですが、入ってみたら
美術館の5フロアがすべてが展示室になっていて、
それはもう見応えがあるのと、
すべての展示の仕方がかっこいいのとで、
入館料の価値が充分にありました!
照明の仕方から照明機器まで
全てが計算されていてかっこいいです!
一村の作品以外にも日本画、屏風絵、土器や陶器なども充実しているんですが、
そのセレクトがまた素晴らしくて、
出光美術館でやっていた「色絵展」の内容に
勝るとも劣らない素晴らしいものでした!
その時代のものであったら何でもいいのではなく、
厳選したいいものだけが展示されていて、
その厳選されたものだけが持っている重厚感が全てにおいて漂っていて、
日本の美術館であそこまで気合いを感じて感動した空間は初めてでした。
最後に奄美大島にある「田中一村美術館」は作品はもちろん
建物も奄美らしさが詰まっていて素敵ですよ!
※人気で作品が貸し出し中の事が多いので、展示作品を確認してから行くのが
オススメです。