とーさんです。
オンラインストアのプラットフォームとして日本でもメジャーになってきたShopify。
ARTPEACEでも昨年の後半からShopifyでのオンラインストア制作の相談が多く寄せられています。
今回はShopifyでオンラインストアを制作する際のスケジュールはどれくらい見ておけば良いか?何に時間がかかるのか?について書いていきます。

内容によって異なるがおおよそ3ヶ月〜

オンラインストアはお客様によって求める機能・内容は様々ですが、Shopifyでの制作期間は最低でも3ヶ月以上はかかると見ておけばよいでしょう。

工程はおおまかに下記の内容があります。

  • どんな機能(アプリ)を導入したいか検討
  • アプリの導入検証
  • デザイン
  • 商品カテゴリーの設定
  • TOPページや商品ページの作成
  • 商品登録
  • 規約関連ページの作成
  • 配送などの設定
  • 決済サービスの申込
  • 決済テスト
  • アプリの動作テスト
  • お客様側でのテスト

ざっと見たただけでもこれだけ項目があり、実際は他のECシステムを使用した制作とあまり違いはありません。
ここでは、特に時間がかかるものについて下で取り上げていきます。

アプリの検証と導入。

制作工程の中でも、特に「アプリの導入検証」の部分が最も時間がかかります。
例えば「配送日時指定アプリ」と「配送会社の伝票発行と連携するアプリ」を導入する場合でも、これらのアプリを組み合わせた場合にきちんと機能しない場合があります。

開発元が親切だと「このアプリと合う」「このアプリとは合わない」といった情報を公開しています。しかし、ほとんどのアプリでは情報が公開されず、開発元に問い合わせをするか、実際にアプリを導入して検証してく工程が発生します。

さらに、デザインテーマ(テンプレート)を使用する場合は、テーマとアプリの相性についても検証が必要です。

決済サービスへの申込と設定

お客様の企業情報や送料といった基本的な情報に加えて、Shopifyペイメント・PayPal、Amazon payなどの決済代行会社への申込手続きが必要になります。

この中で最も手続きが簡単で時間がかからないのはShopifyペイメントですが、現時点でJCBカードに対応していません。JCBに対応するためにはPayPalやAmazon payの利用が必須となります。特にPayPal法人アカウントの申込手続きは2週間〜1ヶ月程かかるため、早急に対応しなければなりません。

テスト・検証・修正

一通りの制作が終わったら、最後はテスト・検証の工程に入ります。
各決済で注文ができるか、アプリが問題なく動作するか等、細かいチェックをしていきます。また、受注〜発送までの流れを運営担当者が検証していく工程もここに含まれます。

この工程は非常に重要です。ここでしっかり対応するかどうかで、後々の運営面に大きな支障が出てきます。短納期希望でこの工程を省くお客様もいますが、何かが機能しない、というリスクを予め承諾しておく必要があります。

今回は、Shopifyでのオンラインストア制作で特に時間がかかる点について取り上げていきました。
実際に寄せられる相談では1〜2ヶ月で作りたいというご要望もありますが、ARTPEACEでは短納期のリスクをきちんと説明した上で、一定の品質を保つための適切なスケジュールでの制作を推奨しています。

Shopifyをご検討の方は、スケジュール組みや準備の際に本記事を参考にしていただければ幸いです。